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20020811: 金属光沢の昆虫

夕方、買い物がてらちょっと散歩に出たのですが、近くの公園でムラサキシジミを捕まえました。名前の通り青紫色の金属光沢を持つ小さくて綺麗なシジミチョウです。間近で綺麗な羽を見させて貰ってすぐに逃がしてやりましたが、あまり元気はありませんでした。風が強かったせいかもしれません。

昆虫にはこのシジミチョウのような金属光沢を持った種類がたくさんいます。ウチは千葉県のふつうの住宅街ですが、蝶では他にウラギンシジミやカラスアゲハを見ることが出来ます。甲虫ならば玉虫やたくさんのゴミムシ、オサムシ、ゾウムシ、コガネムシにハムシなど大量の綺麗な虫を見ることが出来ます。

このような金属光沢はふつうに説明されている理由によれば、警戒色としての意味を持つのではないか、とか言われていますが、ほんとの所はどうなのでしょう、と、僕はいつも疑問に思ってしまいます。だって綺麗すぎる。もちろんどんな生き物も信じられないぐらい美しいのですが、蝶の羽の文様や配色、ハンミョウの羽の異常な鮮やかさ、そして金属光沢の虫たちを見ると、そこまでしなくてもいいだろうというぐらいのとんでもないパワーを感じます。

大学生の頃の生物学の先生が三木成夫という先生で、とても面白い先生だったのですが、その人の説によると、「蝶は綺麗になりたいから綺麗に進化したのだ」といっていました。これってすごく強引だけど、僕は「そうだ、そうだ」と非常に納得してしまい、あれ以来ずっと綺麗なものを見るたびに「お前はこんな風になりたかったのか」と思ってしまうのです。そして金属光沢(といっても虫たちの方が先ですから、この言い方はおかしいのですが)の虫たちを見ると「なりたいパワー」のとんでもなさに心を奪われてしまうのです。

僕は人も同じように「なりたい者になる」ものだと思っています。逆の言い方をすれば「なりたい者にしかなれない」。問題は自分は何になりたいのかをを本人は知らないと言うことです。でもたぶん自分が何になりたいのかを問題にするべきではないのでしょう。言い方がループしていて分かりにくいかもしれませんが、「なろうとし続ける」事が「なりたい者になる」事の本質のような気がするのです。

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