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20020827: 怪獣

猛烈に怪獣が好きだった。そして僕にとってのスーパースターはなんといっても初代ゴジラに限る。
あの今にも崩れそうな不細工な顔、なにも考えていないようでほんとになにも考えていない性格、今となってはマニアでもなんでもないが、あの映画のインパクトは僕の想像力や創作に多大な影響力を与えていると思う。

夢の中でのあいつは、いつも決まって遠くの方に現れる。ほとんどの場合ニュースか何かでその出現を知るのだが、いざ逃げようと思って外に出てみるともう目に見えるところまで近づいている。そしてどんな気まぐれからか僕の行くところへと必ず方向転換をして追ってくるのだ。足がもつれてうまく走ることが出来ない。しかし不思議なことに、距離が縮まる程あいつの体は小さくなっていって、僕は平屋の木造長屋に挟まれた狭い路地の間を逃げることになる、ついにはもう逃げられないとこまで追いつめられると、最後には「希望の家」(近くにあった孤児のための施設)の庭であいつはクリスマスツリーになってしまうのだ。

最初のイメージはまるで台風や竜巻から逃げているような感じで恐いは恐いのだけれど、どこか楽しんでいるような感じもする。一番恐いのは路地を逃げているときだ。5メートルから10メートルぐらいのゴジラはほんとに恐い。みんなの敵じゃなくて自分の敵だという感じ。僕を食べたい、僕が憎いと思われている感じ。50メートルだったら一対一にならなくてすみそうなのに、そんなに程良い大きさになられてしまったら、一対一に成らざるをえない。

そういえば僕はパトカーの出てくる映画が嫌いだ。どんなにいい映画でもパトカーが出てくると、損したような気持ちになる。理由はいくつかあるけれど、一番大きな理由は一対一の感じがしなくなるからだ。

子供が主人公で小さいゴジラ(別にゴジラじゃなくてもいいけど)が出てくるほんとに恐くて切ない映画を作ってみたい。

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