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20021008: スケール感

スケール感にとても興味がある。
スケール=尺度、規模、縮尺、秤というような意味だけど、これほど頼りにされていながら、それとは逆にこれほど主観的な概念もないと思うのです。数学的定義においてはこれは厳密でなくてはならないけど、その厳密さも、一番曖昧なことを伝えるために厳密に成らざるをえなかったのではないかと思ってしまいます。

「どれぐらい?」
「これぐらい」

この二つのセリフの間には無限小の距離と無限大の距離があり得ます。そしてさらに面白いのはそれが無限小であれ無限大であれ「距離」が存在することには変わりがないということです。

僕はこの距離こそがリアリティの本質なのではないかと思うのです。距離がないということはあり得ないし、距離があるからこそコミュニケーションも生まれる。そしてコミュニケーションの目的は距離を埋めることではなく、距離を感じることなんじゃないかと思うのです。

距離を感じる。

ここではない何処か、自分ではない誰か。

この距離は疎外ではなく幸せです。

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