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20021023: 手間との折り合い

キネガワ堂の伝言板にも書かれていますが、「天国への自動階段シリーズ・コンプリートセット」のシェアピースを初出荷したのです。入れ物の画像は近い内にアップしますが、いろいろと考えるところがありました。

やはり送り手の気持ちとしては、どんなに手間がかかってもとにかく喜んでもらえるようなモノにしたいし、出来る限りのことは全部やっておきたい。しかしこの気持ちと値段との釣り合いをとるのがほんとに難しい。基本的にはプリントそのものが一番重要な中身な訳ですから、それが無事届けばあとはなんの問題もないのです。でもそこからはみ出す気持ちというのがあって、それをおろそかにしてしまうと伝わるものも伝わらなくなってしまう。

やはり「入れ物含めて作品」ということなんですね。包装を解く楽しみ。薄紙をめくる楽しみ。取り出してはまた仕舞う楽しみ。本の装丁では良く言われることなのですが「本を手にとった瞬間から物語は既に始まっている。カバー、見返し、扉、そしてお話、これは連続した経験」なのです。そしてこれは本に限らずあらゆる商品に共通して言えることなんだと思います。だから凝りたいのです。最高の演出がしたい。でもやればやるほど割が合わなくなっていきます。かといって値上げはしたくない。

でもコンプリートセットに関してはクオリティを下げたくないので、心苦しいですが値上げさせてもらおうと思っています。その分より楽しめるものが届くのだと思ってどうかお許しを。

あと今回の入れ物を作ってみて、こういうのはとても面白いということがわかったので、さらに馬鹿な企画もアリだよなと思っています。

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