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20021126: 音楽

音楽は割と困るものだ。他人との関係の話だけど。
普段はほとんど音は鳴らしません。音が鳴ってるとそれにイメージが左右されてしまって邪魔に感じることの方が多いから。そりゃ二十歳ぐらいの頃はずっと掛けっぱなしで絵を描いていたようなこともあったけど、依存度メチャ高かった。最低です。その頃聞いていたのはほとんどクラシック。教会のオルガンとか。対位法とかに痺れていて、絵の描き過ぎで指が開かないのにピアノのまねごとまでしてました。モーツアルトとかああいうのはダメ。好きになれなかった。もっと数学的で無機的なのに感動的みたいのが好み。

そんなだったからロックとかの方には全くと言っていいほど興味が行かなかった。小学生ぐらいの頃にラジオでビートルズとか聴いていたけど、良く出来たポップスとして好きだっただけで、ロケンロールサイコー、みたいなことは思わなかったな。唯一衝撃を受けたのは「暴力教室」という映画で主題歌に使われていた「ロック・アラウンド・ザ・クロック」。これが小学校の三年生の時。放送部がリクエストありますかぁ?というので、これが聴きたいといったら誰にも通じなくて悲しい思いをしたことがある。

そして中学1年ごろ。たまたまラジオで富田勲の「展覧会の絵」のシンセサイザーのやつを聞いた。コンピュータ音楽の走りです。これには大ショック。そんで始めて買ったアルバムがこれ。スピーカーの間を音が走るのが面白くてよく聞いたわ。大したものじゃないけどとにかくギミックが楽しかった。周りでは何故かエルビスプレスリーが流行っていたけど、これも全然カッコいいと思えなくて(若い頃のだったら違っていたんだろうけど、既におデブちゃんで全然パワー無し)友達と意見合わず。そうこうしている内にレッドツェッペリンなんかが出てくるわけだけど、時既に遅くクラシックの方へ。さらにロックのクラシックへの接近もあったりしてなぁんだってかんじもあり、ますますロックは聴かなくなってしまった。

そんなこんなで、途中、RCサクセションがいたりデュラン・デュランがいたりクラフトワークがいたりしましたが、気が付いたらビックリするぐらいいろんなジャンルの音楽があったりしてメロコア?スカ?ダブ?インダストリアル?なにそれって感じになってたわけです。多少は聞いてもみましたよ。あたりまえなんですがイイものはいいです。ごく一部でしたが。たぶんノイズとかインダストリアルとかには探せば好みのものありそうだって感じはします。
でもそれはどうでもいいんです。僕が気になるのはなんであんなに細分化する必要があるのかって事です。美術の世界にもいっぱいありますがさらに10倍ぐらいあるでしょ?系統図とかみると馬鹿じゃないのって気がしてくる。分けたけりゃ分ければいいんだけど、あれって結局聴く側の文化なんですよね。オーディオマニアと変わらない。聴く側が自分のアイデンティティを確立するために作られたウンザリするほどのジャンル。人の音楽で自分を決めようとするなって思うんですよ。でも音楽好きな人ってこの傾向がメチャ強いですよね。だから音楽の話になると困ることが多い。イイものをイイと思えればジャンルがなんだろうが知識が無かろうがいいじゃない。と、こういうことを言うと音楽をやってる人には通じることが多いけど聴いてるだけの人には嫌われたりするのです。やれやれ。

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