インターネットなんてくだらないぜ!こんなものをやるなんて悪魔に心を売り渡すようなもんだ。なぁにがIT革命だ。情報の高密度化で作業効率アップだと?ふざけんじゃねぇよ、クソみたいな情報を高密度化したところでそんなもんクソが発酵するだけだバカヤロウ。ムービーメールで心が伝わるだぁ?そんなもん面と向かってやれっつうの。だいたい便利なんてのは複雑化の産物だっつうのがわかってんのか?シンプルにお買い物?居ながらにしておじいちゃんにご挨拶?おじいちゃーん、見てるー、よーすけだよー、小学校はたのしーよー、またねー、今度来るときアイボ持ってきてねー、やめれやめれ、おじいちゃんは今エロサイトの無料サンプルを落とすのに忙しいんだからそっとしておいてあげなさい。おじいちゃんだってもっとデカイハードディスクが欲しいんだよ。アイボを買うぐらいだったらテラバイトのハードディスクが買えるじゃないか。最近のサンプルは容量も大きいからね。それに一度保存しちゃうとなかなか捨てられないんだ。おじいちゃんの夢は世界中でアップされ続けている無料サンプルをリアルタイムでコンプリートにアーカイブ化することなんだ。もちろんダブりは無しでね。そのために今おじいちゃんが開発しているのはプライベートウェブロボットだ。名前は純子。20年前に亡くなった最愛の妻からとったのだよ、あははは。気に入ってくれたかね。この子の優れた点はムービーの中身を一瞬にしてスキャンしローカルのデータベースと照合、同一データであればパス、圧縮率が低かったり音質が優れている場合にはローカルデータを上書きしてくれる点だ。それだけじゃない。フォーマットの変換を始め連続データの統合などユーティリティの配慮も忘れちゃいないさ。どうだいよーすけ、大きくなればお前にもわかるさ。これがいかに素晴らしい研究かがな。だがこれぐらいで驚いてもらっちゃ困る。純子の一番優れている点はワシが苦労して作り上げた分類体系に完璧に振り分けてデータベース化してくれるということなんだ。これにほんとに時間がかかった。何故ならどんなムービーでも複合的価値を持つものだからだ。いいか、よーすけ。よく聞きなさい。若い頃は誰でも派手なものに惹かれがちだ。人数とかデカさとか長さとか量とかそういうものだ。しかしそんなものに惑わされちゃイカン。いいかよーすけ、大事なのはパッションだ。つまり情熱だな。本気度と言ってもいいぞ。しかしこれを純子に判断させるにはどうしたらいいか。ワシの研究に少しでも本物の価値があるとすればだな、ここにこそそれがあるんじゃ。価値、今のお前にこんなことをいってもわからんだろうが、今にわかる。ワシはこれを純子にわからせるために10年間エロサイトを回り続けた。そう、ちょうど今のような美しい夕暮れ時じゃった。ついに手がかりを掴んだのだ。最初に気が付いたのはライティングじゃった。彩度が高く輪郭のはっきりしているものには偽物が多いのじゃ。試しに純子に輪郭検知機能とコントラストと彩度を検知する機能を搭載してみた。するとどうじゃ、パッションムービーの検索率が20%もアップしたのじゃ。だがこれではまだ不十分だ。しかし一度手がかりがつかめれば次のヒラメキは以外と早くつかめるものなのだ。そう、音声じゃ。ワシは最高のパッションムービーだと思われる作品をサンプリングしその波長を研究した。高音に混じるノイズが鍵なんじゃ。優れたパッションムービーはそうでないものに比べると微妙にノイズが多いのだよ。あとはノイズの割合によってデータベースを振り分ければ良しというわけだ。これらの機能を搭載した純子は素晴らしい判断能力を持つに至った。なんと95%程の正確さでワシの思い通りの分類が出来るようになったのだ。あとは通常のカテゴライズをどうするかだったがこんなものは訳ないさ。人数やカップリングは音声検知の応用で片が付くし、液体系に関しては色域の自動絞り込み機能で対応できる。これでカテゴリとクオリティを同時に検索できる最強のデータベースの完成.........ぐっ、う...じゅ、じゅ、ん、...............
おじいちゃんは逝ってしまわれました。
そんなインターネットを利用してさらにゴミをまき散らしているサクバでありました。


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