その昔、夜はあかるく月は黒かったそうな。
月が生まれたのはついきのうのことでありますが、それは神様時間での話し。人の世では幾千万も彼方の出来事なのでございます。
その夜、神は酔っておられました。至高の酒に酔いしれた神は手慰みに「プッショート・フォ」なる神器をいじり始めたのでございます。しかしその日の神はすでに「スーニ・ュ」なる大行事を執り行った後でたいそう疲れておられたので、その行いは大変テキトーを極めたのでございます。これにお見せするのが生まれたばかりの月の姿でございます。

月は自分のあまりの黒さに毎晩のようにそのお顔を涙で濡らしたそうな。といってもきのうのことでございますが、人の世では気の遠くなるような時間を泣き濡れて過ごされたのです。月の涙はそのお顔と同じように黒く、それを見るとますます悲しさが募り、黒い涙がとめどなくあふれ出てくるのでありました。するとどうでしょう。月の涙は月の黒さを共に流し始めたのです。しかしこれを見て腹を立てたものがいました。そう、夜でございます。夜は昼と交代で万物を包んでおりましたので月の流す涙は夜をどんどん黒くしていってしまったのです。夜は月にいいました「何故お前は夜にばかり泣くのだ、泣くんだったら昼にしてくれ」と。ところが月は夜になるとみんなが寝静まってどうにも涙が出てきてしまうのだといいました。

するとそこへ神様が通りかかりました。神様はたいそう変わられた月の姿を見るとどうやらお気に召されてしまったようでした。「お前は泣きたいだけ泣きなさい」と神様は月にいいました。そして夜には「オマエはとやかくいうんじゃない!」というと、やおら「プッショート・フォ」を取り出し夜をクラーくしてしまったのでした。
それ以来月は白く明るく夜は暗くなったということでございます。

チャンチャン。
リハビリその4[moon]
えー、サイトつくんないで絵描いてました。
待ってる人ごめんなさい!
この絵はもうちょっと手を入れてプリントサンプルに加えようかと思ってるんで勘弁して下さい。


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