夢の終わりは夢の内側を生きることによってしか可能にならない。斜に構えても、背を向けてもダメだ。ちゃんと生きてさえいれば、あとは加速して離脱するのも、ゆるやかに減速してスッと抜けるのも、出来るやり方を選べばいい。
でも心のどっかで声がする。
「もう覚めても良いんじゃない?」って。その声にいつも惑わされてきた。あるいはその声のほうが正しいのかもしれないけど。
「夢なんてとっくに終わっている」と、いうのは簡単。難しいのは終わったものとして生きることだ。それが難しいのは実は夢が終わっていない証拠なんだ。
きっと、ほんとのほんとには最初から夢なんてありはしなかったってことなんだ。でもほんとのほんとなんて嘘臭い話だ。そんなものクソの足しにもならない。俺はいったい何をやってんだ?


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