僕はやりたいことしか上手に出来ません。じゃなくて、やりたいことにしか上手になりたいと思えません。この気持ちが強いと困ることがたくさん起きます。でも仕方ありません。
こんな人間にとって一番大事なのは、どれだけやりたいことに出来るかです。そしてやりたいことというのは必ず自分にとって新しいことでなくてはなりません。
例えばスタイルなんてものは、そのスタイルしか選べなかったか、スタイルなんて考えてもみなかったのでなければ、作るべきではありません。そんなものはただの牢獄以外の何ものでもありません。自分にとっては。
体のスピードにおいていかれるようではダメなのです。何故なら新しさの定義は体にフィットしているかどうかによって決められるからです。つまりやりたくて新しいことというのは、体にフィットしたものです。そして上手に出来るということは自分の体を上手に使うということです。
これはとても難しい。でもあんまり自分に厳しくし過ぎると逆に体が見えなくなるので、それにも注意が必要です。結局のところ綱渡りなのです。綱渡りが上手い人は、揺れながら綱を渡るのです。どんなに揺れようと、バランスが取れていればそれでいいのです。微動だにしない綱渡りなんてあり得ない。揺れているからこそバランスが取れる。揺れることを怖れてもいけないし、綱を渡ることを忘れてもいけない。スピードと揺れ幅は人それぞれであっても、これは変わらないんだって気がします。
僕はまだほんとに綱渡りが下手だと思う。思いっきり揺れたまましがみついてしまったり、前に進んでいるつもりが後退していたりしてしまう。進歩があるといえば、そんな風になっているときに自覚できるようになったぐらいで、やっていることはなんも変わらない。カッコわりぃなあと思う。ジーザスのことはよくしらんが、シッダールダとかはきっと綱渡りが上手だったんだろうって気がする。どうせ生きてるんだったら、綱渡りの上手な人間になりたいものです。
______________
これは5月4日分ってことで。


Comment