市のリサイクルセンターは、たまに行くと思わぬ掘り出し物に出会える。運が良ければ、丁寧な作りの良い木を使った(合板が使われていない)古い机や整理棚をみつけることが出来るが、そういうものはすでに買い手がついていたりすることが多い。今日は雨は大丈夫かなと思いながら出かけていき、図書館のついでに久しぶりに寄ってみた。
私のすぐあとから勢い込んで入ってきた年輩の女性が「小さなテーブルでいいんですが」と職員に聞いていた。会社内で喫煙所を設けるのに、テーブルがあれば椅子はなくともそれっぽくなるからと。
わたしは棚の裏側で、そのふたりの会話を聞きながら色々考えた。椅子をおくよりテーブルのが場所をとらないのかもとか、おいた途端にそこは喫煙場所に早変わりとか、テーブルを囲んで哀れにも立ったまま煙草を吸う社員の姿だとか、それはとても情けなく疎まれ続けるんだなぁ、、、とか。
駅のホームに線で四角く囲って、さあここで吸いなさい、でもこの線から出たらいけないんだぞーっていうのがあるけれど、中にいるのも外で見ているのも寂しい気持ちになってしまう。どっちの立場にいても格好悪くて落ち着かなくなるのは、やっぱり賢いやり方じゃないだろうそれは、と思う。
そして、先ほどの年輩の女性は低くて小さなテーブルを1000円で購入。市の職員が「まだ、煙草吸っている人がいるのか」と言い、「いっぱいいるわよ、いっぱい」そういうと女性はヒョイと小机をかついで出ていったのでした。
夜も晴れて、満月。
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