


東京駅からすぐの、
「片倉ビル」に入っているギャラリーへ知人の個展に行った。
この片倉ビルは、関東大震災前の建築だそう。
正面の重厚な扉を開けて入る勇気がなく脇の通用路から入ったが、みんなそこを利用しているようだった。
建物の中央に映画美学校とエレベーターがあり、上りと下りの階段に挟まれた珍しい給湯室、天井が高くちょっと学校のような感じのする廊下(通路)と、たぶん大理石だと思う紳士用の小便器。何度も塗り重ねられたドアと窓の鉄枠が懐かしいぬるさと匂いを放っていた。
古くて立派な建物を味わい楽しむには利用するのが一番いい方法だけれど、なかなかその機会に恵まれないものだ。
個展を開いた知人は、会期中寝ぶくろ持参で寝泊まりしたというから羨ましい。


Comment