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夜の散歩をした。
知らない場所で、なんもないようなところをあてずっぽに歩いていたら、久しぶりに放り出されたようなちょっとさみしい気分が味わえた。
ああ、今、急に、迷子になったり道に迷ったり、誰もいない場所でどこまで歩けばいいんだか分からないぐらい果てしなく歩かなきゃいけなくなったりした記憶が、どどどどって連鎖して甦った。子供のときに、こういう怖さはなるべく味わいたくないと思ったものだけど、こういう怖さに負けちゃいけないんだと同時に強く思ったんだ。今もどこかで果敢に立ち向かっているガキ共がいるだろう。大きくなってもそのことを忘れちゃいけない。その怖さは忘れたつもりになっても絶対に無くならないものだからだ。


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