間違った欲望が好きだ。それは普通倒錯と呼ばれるけど、だからなんだって思う。ワインやラーメンに過剰な価値を見いだして儀式的な身振りまで作り出して楽しむのだってメチャクチャ倒錯だ。法律なんてものを生み出して倫理的一貫性を求めようとするのだって倒錯以外の何ものでもない。それは電車の中でウンコを漏らしたいと思うことや、ラテックスに包まれて自我を無くしてしまいたいと思うこととなにも変わらないのだ。より多くの倒錯が許されることだけが求められているのであって、そこからはじき出される間違った欲望としての倒錯はあっても、全てが倒錯であるという事実は揺るがない。全ては間違っている。だから、ほんとには、間違っているなんてことは存在しない。
必要のない罪悪感からはさっさとオサラバするべきだ。


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