この手のよくある構図に結構弱い。すぐに反応してしまう。といってもピンとこないかもしれませんね。狭い通りとか水路とかがあって、進行方向に真っ直ぐに向いていて、横からいろんなモノが飛び出したり横切ったりしているような構図です。ステレオタイプな構図はステレオタイプになるだけあって、それなりに表現力みたいなモノを持っていたりするものです。背中を見せて横たわる裸婦とか、机に肘をつく学者とか、上から木の葉っぱがかぶさっている湖とか、そういうイメージには飽き飽きもするんだけど、飽き飽きするぐらい量産されるだけの力もある。結局そのような構図を使っていても「見飽きたよ」と思わせなければいいだけの話で、それが上手くいったりすると、逆にとんでもない力を持ったりもしちゃうわけです。映画のマトリックスなんていい例です。みんながよく知っているステレオタイプの寄せ集めなのに、ビジュアルインパクトとしてはとんでもない影響力を生み出した。なんだかんだいって、ステレオタイプであるかどうかなんてどうでもいいことなんです。魅力はどれだけ入れ込んだかによって決まる。その力だけが作品の価値になる。そういうものだと思っています。
20040316: 今日の電車ラクガキ:街の谷間
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