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20041115: ムーラン・ルージュ

今更だけどムーラン・ルージュという映画を見た。とんでもなく「作り物」の映画ですげぇ気に入ってしまった。アメリを作った監督のロストチルドレンという映画が好きなんだけどあれ以来かもしれない。

とにかく作りこみがハンパじゃない。まるでミュージックビデオを見ているようなテンポでエンディングまで突っ走っていってしまう。よく劇場予告版とかを見て、いかにも凄そうなのに本編を見てがっかりなんてことがあるけど、これは本編の方がずっとスゴイ、っていうかあの本編以上の予告版は作れないだろってぐらいのノリだ。

いわゆる人を「感動」させたり「泣かせ」たりするようなつくりじゃない。話だって昔からあるステレオタイプな貧乏で才能ある男と娼婦とのラブストーリーだ。だから「いい話」を期待するんだったら他の作品を見たほうがいい。でもこの映画にはいい話以上のものがある。パワフルでクレイジーでハイテンションでそのくせこれ以上ないぐらい緻密でファンタジックだ。フィクションの力をこれでもかってぐらい見せてくれる。

こういう映画って賞をとったり莫大な興行成績を出すのには向いていないのかもしれない。でも映画の魅力ってこういうものだと思うのだ。オモチャ箱の中で夢を見ているような気にさせてくれる。この映画はかなり上出来なオモチャ箱です。

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