近所にかなり昔に店じまいをした木造の古い精肉点がある。店の入り口は木製の雨戸で常に閉じられていた。ある日いつものように酒を買いにいくと、怖ろしく派手な印刷物で雨戸が埋め尽くされていた。一瞬何が印刷されているのかわからない。一体何事が起きたのかと頭の中が混乱する。しかしよくよく見てみると、それはカラーコピーで直接スキャンされたコンビニかスーパーの弁当やオカズであることが判明した。シャケ、イカ、オムライス、五目御飯に天ぷらうどん。おまけにスキャンしている当人の手までが写りこんだままだ。一体誰が何の目的でこんなことをしたのかまったくわからない。住人でないことだけは確かだ。だってそこに住んでいるのはかなり歳を取ったおばあさんが一人きりで、カラーコピーに写っているのは健康そうな大きな手なのだから。おそらく商店会の話し合いか何かで、見栄えの悪い店じまいした店を華やかに見せようとしたのではないかと想像したのだけど、それにしたってなぜにコンビニ弁当なのか?そのセンスは日本人のそれを超えて、サイケデリックアートのごとくカッコ良過ぎるのであった。
20050405: ド派手な雨戸
Trackbacks(0)
Trackbacks URL: /938


Comment