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20050615: プライベーター

映画とか自動車とかのマスプロダクトが基本になっているような産業から生み出される作品への興味がどんどん失われていく。もちろんマスプロダクトであっても、それは個人の集積、もしくは個人の指揮下で作られているわけだから、興味が失われないような作品が作られる可能性だっていくらでもあるわけだし、実際に興味を持つ作品もあるわけだけど、それ以前のところで大勢の人間が関わらないと実現しないというところで萎えてしまう気持ちが否定できない。

映画だって自動車だってプライベーターとして製作することは出来る。自転車やナイフや焼き物や絵だったらなおさらだ。しかしおそらく、才能のある人間はマスプロダクト側に吸収されて仕事をしていくだろう。大昔だったら画家として生計を立てるような人が、今だったらイラストレーターとして生計を立てる。そういう風にマスプロダクトの個人に対する影響が働いていると思う。もちろんどこに居ようとも自分の作りたい物を作っていると自負している人も沢山いるだろうし、そういう人の作ったものにはスペシャルな魅力が宿るものだ。それはそれでいい。

ただ、プライベーターじゃないと実現できない作品があると思っているのだ。そしてそういう作品を見てみたいし、自分で実現してみたいのだ。今それを説明することは出来ないけど、そういう作品には、少なくとも自分にとってはとても重要な価値がある。その価値がわかりにくくても、説明できなくても、流通しづらくても、それだけははっきりしている。なぜならそれは自分が生きていることだからだ。

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