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20080715: 鳴き声

人間が喋ることって、つくづく言葉とは無関係だなぁと思う。
もちろん言葉は表層を滑っていくし、それでいろんなことが運ばれていくんだけど、それとは別に喋っている人の身体的現実がその声に乗ってくる。活字になってさえそれは伝わったりする。そして聞いている方も、しっかりと聞いているのだ。その声を。それは鳴き声だ。言葉の間をすり抜けて交わされる身体的情報。たぶん猫や鳥と変わらないその鳴き声で、教室や会議室や家庭で発生する様々な音階。音程の変化、音色の変化、何かを説明する音階、何かを押し付ける音階、何かを飲み込む音階、何かを搾り出す音階。そのようにあらゆる音階が奏でられ続けているんだ。音階にもっと耳を傾けたい。その音階をもっと聞き取ることが出来るようになりたい。

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