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20081201: 日記:自転車仮組み

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とりあえず組みあがった自転車。
ちなみにいじる前の状態はこんな感じでした。↓
さらに前はこんな感じ031201-01.jpg基本の考え方は、自転車に乗っている時の身体の要求を汲み上げることで、身体への無駄な負担を減らして自分が自由になることです。これは気楽で手軽にすることでもあるけど、身体が動かなくてもいいようにすることではなく、むしろ、より動くようにしたいのです。それと時間から自由になること。時間を競うための効率より、目の前の坂道が辛そうに見えないこととか、興味を惹かれるものを見つけたときに寄り道する気になれるとか、止まりたい時にすっと止まれる気持ちになるとか、そういうものを大事にしたい。

オートバイに乗っている時もこういうことはよく思っていたんですが、自動車よりは自由であるにしても、やっぱり走り出すと走り続けちゃって、気持ちが置いていかれるんですよね。それがより気軽な自転車に乗っても同じだというのは納得がいかない。せっかく簡単に止まれて簡単に走り出せる乗り物に乗っているわけだから、もうちょっと自分の気持ちが楽に汲み上げられる乗り物にしたいと思ったわけです。で、これはレーサー側から見たときの話。

ママチャリや実用車側から見ると、それらは確かにお気軽であるかもしれないけど、無駄に重くてとてもじゃないけどそれで100kmとかを走りたいとは思えないような乗り物です。つまり日本を走っている自転車の9割以上は、せいぜいが10kmぐらいの距離を走るための物として作られているわけです。そしてそんな自転車は使い捨ての乗り物でもあります。盗まれたって惜しくないから安い自転車にするとか悲しすぎる(盗まれることを前提に所有するということは、盗む人に依存するということです。盗む人がいなかったらそれを買わないということです)。いっそのこと10kmぐらいのための乗り物なら、そんなもの持たずに歩けばいいじゃんと思ってしまう。そっちの方がよっぽどシンプルでしょ。

モノを持つということはモノが所有者に要求する負担を受け入れるということです。それは構造への理解であったり、メンテナンスであったり、置き場所であったり、移動する際の重さであったりします。それを受け入れるからにはそれに相応しいものであって欲しいのです。服でも自動車でも洗濯機でも家具でも一緒です。なのにそんなただのつなぎのために、9800円とかで買えちゃう自転車が外国の安い労働力とずさんな設計で量産されている状況はどう考えても好きになれない。それを利用するということは本人に自覚が無くとも搾取です。盗む人に依存するのと同じように安い労働力に依存しているわけです(ああ、そう考えると俺の生活も搾取しまくりでイヤになる)。もちろんそんな風に扱われない幸せなママチャリだって存在しているだろうけど、そんなママチャリは希少価値もいいところだろうな。まあ、そんないろいろな思いを含めつつ色々いじってみているわけです。

以下、自転車に興味がない人には全くつまらないと思われる文章が続きますが、なるべくわかりやすく考えたことなどを書きます。それにほとんどの人は自転車を何らかの形で利用しているでしょうし、何かのきっかけでより深く自転車に興味を持ったときに役に立つなんてこともあるかもしれないですし。

主な変更点は、リアホイールを軽くて剛性の高いものに(車輪のついた乗り物ではホイールの軽量化は最も効果的な軽量化だといわれています。長距離トラックなどでは劇的に燃費が変化します。自転車も同じで山岳レースなどでは何十万円もするような軽量ホイールが有難がられています。あまりに軽すぎて犬にぶつかっただけでひしゃげてしまったりしますが、それでも軽いホイールは羨望の的なのです)、スプロケット(後ろのいっぱいついているギア)をロード用のものからマウンテンバイク用のものに(写真を比べるとギアが大きくなっているのがわかると思います。これはより軽いギアが使えるということです)、フロントフォークをスチール製からカーボン製に(重さが半分以下です)、フロントギアをダブルからシングルに、そしてハンドル周りの変更です。普通の人が見たらハンドル以外は同じに見えるかもですね。

ハンドルは見ればわかるように、以前はドロップハンドルがついていました。とにかく飛ばす人やレース用には最適なハンドルです。力も入るし、下を持てば前傾姿勢も強まるので空気抵抗もそれなりに少ない。

でも自分の場合ほとんど上を持っているんです。9割以上。しかも上を持っていると、ブレーキが本来の制動力を発揮できません。とは言っても通常の使用では充分なぐらいの制動力は得られるわけですが、緊急時などの制動力としては充分じゃないという意味です。

じゃあマウンテンバイクに使われているようなフラットバーはどうかというと、あれは不整地を走るためのハンドルですから、必要以上に幅が広い。で、それを詰めればいいかというとそうはいきません。幅が狭くなると、ハンドルが真っ直ぐだと力が入りづらくなるのです。出来れば手前に絞られている方がいい。ドロップハンドルなども多くのものは上はまっすぐです(中には同じ考えで手前に絞られているハンドルも存在します)。

でもドロップハンドルにはもうひとつのいい点があって、それはマルチポジションだということです。とにかくいろんなところを持つことが出来る。これが周りの状況や自分の疲労具合などによって使い分けられるのはとても有難いのです。これはやはり活かしたい。
031201-02.jpgというもろもろの要求を考慮したのがこのハンドル。基本は金色のバーテープが巻いてあるところをもちます。黒いバーエンドは疲れたときや背中を伸ばしたいとき用。前に伸びている部分は向かい風の時などに前傾姿勢を取る為のものです。まだ仮組みなのでこの先もいろいろ変わりそうですが、基本的な要求はほぼ満たされているみたいです。
031201-03.jpg駆動系は完全に今の時流に反しています。今はどんどんギアの枚数が増えています。2009年モデルでは11速ギアまで登場しています。前が三枚なら33段です。普通の人が考えたら、なんでそんなに必要なの?と思うかもしれませんが、自転車競技もF1と同じでスピードを競うものですから、常に最適なギアが選べるということは大きなアドバンテージになるわけです。でも俺のは前がギア1枚で、後ろが9枚。以前は前が2枚で後ろが10枚でした。

でもフォローしているギア比はほとんど同じです。ということはギアとギアの段差が大きくなったわけです。実際には例えば20段でもかぶっているギア比がかなりあるので、二倍の段差になったというわけではありませんが。

ところでいつも最適なギア比で走るということは、それだけシフトチェンジをしているということです。逆に言えば常に最適なギア比を選ぶようにしていないなら、何十段もある変速比は無駄だということです。だから、現在のテクノロジーはいかにライダーに変速をさせるかというところに向かっています。今度レース用の電動コンポが売り出されますが、それも電動にすることでライダーにストレス無く変速させるためです。

じゃあ自分の乗り方はどうか。今はインデックスシフトといって、パチパチとレバーを動かすだけで変速できるので、昔に比べれば頻繁に変速をするようになりました。信号で止まる時には軽いギアにいれ、加速するにしたがってギアを重くするなんてことも普通にしていますし、実際にそうするととても楽に速く走ることが出来ます。同じぐらいのスピードで巡航する時でも、足の負担にあわせてギア比を少し変えてやると、それだけですごく楽になったりもするものです。

でも前が二段であることで、本来もっと軽いギアで登りたい坂を、フロントの変速が面倒なために重いギアで登っていたり、クロスしたギア比(段差が少ないギア比)にしているのに、ほとんど使われないギアがあったりしているのも事実。それと大きいギアになればなるほど、段差がペダルの重さに与える影響は少なくなっていくので、ロー側の段差はもっとあってもいいとずっと思っていました。

まあ、こんなことを言ってられるのはレースをしないからですが、レースをしないなら、しないなりの最適なギアがあるんじゃないかと。そう考えての選択です。これが正解だったかどうかはもうちょっと乗って見ないとわからないですけど、これでもいけそうだなぁというのが今のところの感想(あ、それと今回試験的にインデックスシフトをやめています。軽くてシンプルでいいんですけど、やっぱりインデックスシステムは偉大だというのが正直なところ)。

次はブレーキレバーとサドルだな(サドルは今付いているのも自分で削りまくりのとんでもないヤツだったりw)

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Comment(3)

YAHOOの画像からここにたどり着きました

バーエンドの使い方が斬新で

沢山ついてるけどシンプルで

綺麗にまとえてるのに感激しました。

ありがとうございます。
ハンドルはまだ試行錯誤中で、既に違う形になっていたりしますが、もっとシンプルで使い易い形があるんじゃないかと思っています。自分でパイプが曲げられればもっと色々試せるんですけどね。

すでに違う形になってしましたか?

自分でパイプ曲げれればもっと

広がりますね。

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