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20081220: 器

考えやアイデアがまとまるまでの時間なんて、ほんの数分から数秒だ。ただ、その短い時間に辿り着けるかどうかをいつでもコントロールできるかというとそうは行かない。それはこの日記を書くんでも、何年もかけてゲームを作るんでも変わらない。どんなものであれ、何かを作ろうとしたときにはその「まとまる時間」の奇跡に出会う必要があるし、その時間は追えば去るような時間なのだ。

そのような時間の本質は、意思や言葉がそれを妨げる壁にしかならないような時間であるところに現れている。その一瞬とも言える時間は、常に外側からやってきて、俺を支配する。俺が成すべきことはその時間を受け入れられる器であることだけだ。そしてどのようにすればその器であることが出来るかといえば、器であることに欲望を向けない時にだけ器であることが出来るのだ。なぜなら器は欲望など持たないからだ。

自分の体を殺す必要は無い。それもたぶんマイナスだ。これじゃまるで禅問答だけどその通りなんだろう。でもそれって、誰でも日常的にやっていることでもある。つか、それが普通にデフォルトだったりする。意識せずとも。むしろ意識しないからこそ。人は何かを成そうとする時に限って間違い迷い迷路にはまる。器であることを忘れる。

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