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20090224: アンチブランド

他人が集積した技術の結果である”ブランド”というものに依存しなければどれだけの自由が得られることだろう。

結局のところ、信頼とか信用というものは、「内容を吟味しないで任せる」ということだ。なぜそんなことが蔓延るかといえば、吟味することは面倒だからなのだ。吟味できるためには、成り立ちを知る必要があるし、成り立ちを知るためには、実践する必要があるし、実践するためには、失敗をする必要がある。しかもその失敗が果てしなかったりもするのがざらなのだ。その上結果に辿り着けないことの方が多かったりするのだ。

それが嫌だから、多くの人は信用とか信頼という名の約束に走るのだ。そしてその約束をさらに分かり易くする為にブランドという名詞が与えられる。

しかしブランドに依存しない自由を思えば、果てしない失敗が何ほどのものだろう。そこには裏切りも期待も犠牲も無いのだ。それ以上に素晴らしいことがどこにあるのか。

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Comment(7)

はじめてコメントさせていただきます。
「ブランドに依存しない自由」をブランドにしてしまうなら、それってやっぱりブランドや、ブランドへの依存ではないかしら、とちょっと思ったりしました。
今回の記事と、前回の「卒業としての死」の記事を合わせてみて思ったことなのですが。

それはつまるところ、他者と自己の関係性次第なんだと思います。「ブランドに依存しない自由」が他者のものであるなら、それはブランドであり依存ですが、自分のものであるならそれは単なる手段になると思うんです。おそらくは死のための。なぜ死かといえば、決定的に意味づけを拒むものでないといけないからです。逆に言えば、意味づけを拒むものの前でないと、手段が手段として機能しないという思うのです。

レスありがとうございます。曖昧にですが、感覚的にうなずける気もします。

>自分のものであるならそれは単なる手段になる

これって、手段になるならば自分のものである、の理由みたいだと思いました。言葉遊び的な理屈ではなく、身体感覚の理屈(?)というのでしょうか。

>決定的に意味づけを拒むものでないと

でないと手段の機能が向かうものの先(?)が、意味に回収されてしまうから、ということでしょうか。これは言葉におこしてよいことではないようにも感じるのですが、t-s-k-bさんが、手段が手段として機能するところではっきりさせたいものって、(うまくいえないのですが)t-s-k-bさん自身かしらと感じました。あ、ナルシシズムとかそういうのではなくてです

>手段が手段として機能するところではっきりさせたいものって、(うまくいえないのですが)t-s-k-bさん自身かしらと感じました。

たぶんそうでしょうね。それを自己とは言いたくないんですけど。もっと括りの大きな生物レベルのことじゃないかと思っているんです。

>もっと括りの大きな生物レベルのこと

以前かかれていた、がっかりが大事、とか死に関する他のことも、この経験に関することなんですよね、きっと。それが自己といえる、ことはちょっとないような感じがします。
「自己」というのが社会的な関係を基準につくられた自分への呼び方な感じがするから・・・なんでしょうか。わからないですけども(笑

アウトサイドに行く、という意味でなくそういう社会的関係を外れだすと、自分というのは徐々にやわらかく無力な欲求になっていくような感じもします。最後には消し飛びそうなくらいに(社会や、社会的な方法論に守られたり繋がれていないからでしょうか)。そして世界は茫漠としてて、でも明るくて広いというか。

なんか、t-s-k-bさんの作品の感想文みたいになっちゃってますね(笑

消し飛ぶ必要があるんです。そう思っています。そして消し飛ぶことが実現できたなら、その瞬間には柔らかくも無力でもない強力な快感(という表現はちょっと相応しくないのですが、むしろ分解といいたいんですけど、それじゃ伝わらない気がするので)を伴った経験の予感を感じるのです。感じるだけでなってみなけりゃわからないですけどねw

>分解

あ、なんとなくですがわかるような感じがします。
擬態語とかだと、ザーッ、みたいな感じでしょうか。でも無音というか、聴覚的というより、触覚的というか感覚的というか。無いのに感覚的、みたいな(これじゃ意味不明ですね;)。

ぼくはアート関係の人ではないのですが、そういったフェーズが、多くの、あるいははすべての創作や創発に関するフェーズというのは、分かる気がします。少なくともその予感や感触が欠けたものはどこかで閉鎖的(自閉的?)というか、回収的で胡散臭いというか。

t-s-k-bさんの年賀状が、不思議イキモノで、進化に関係するのも1つにはそれ関連なのかな、と思ったことがありました。新しいこと関係(?)みたいなw

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