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20090312: サドル作りその4:原型完成

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やっとサドルの原型が完成した。削り始めてから一ヵ月半ぐらい。考え始めてからだと二年半ぐらい。その間に自分で改造したサドルは五個。座ってみた既製品はたぶん30個ぐらい。アホか。

これからこの原型はガルクラフトの手によってさらに面出しをされてから型取りされ製品になる。これはこれでとんでもなく大変な作業だ。製品としての面の完成度、構造を出来る限りシンプルに成立させるための製法、新しい工法への習熟とトライアンドエラー、形にしてみてから判ることとその修正。それでも一ヵ月後ぐらいにはプロトタイプに跨れるだろうか。物凄い楽しみ。ちなみに今までの経過はこちらで見られます。

しかしこのところテンションあがりすぎて異常な状態に陥っていた。睡眠時間5時間ペースになっちゃうし、眼が覚めるとサドルのことしか考えてないし、起きると16時間ぐらいずっと削ってるし、少し形になると10kmぐらい走ってくるし、いくらやっても疲れないし、ドーパミン出まくり状態。こんなのはHideout展以来かもしれない。おかげさまで髭も髪の毛も伸び放題。日記の更新なんて出来ません。メールの返信もウェブのチェックもしてません。唯一細々と更新していたのはTumblrぐらいのもんだw

で、肝心のサドルはというと、何回座面を削り直したかわからないぐらい削り直しをし、100回ぐらいシートポストに付けたり外したりし、2-300kmぐらい試乗し、考えられるあらゆる形を試し、天国と地獄を何回も行き来した結果、とりあえず自分だけは有り得ない乗り心地を体験することが出来た。ガチガチなのにまるで座布団に座っているみたい。誰も信じてくれなさそうだけど。あとはこの乗り心地がどれだけ多くの人に感じてもらえるかだ。前回の形に比べると、お尻の支え方そのものが違うので、汎用性は相当上がっているはずなんだが、こればかりは座ってみてもらわないことには判らないので凄い不安。確かにセッティングはシビアだし、自分でも取り付け角度がたった1度ぐらい変化しただけで、その乗り心地は再現されなかったりもするんだけど、それはどんなサドルでも同じことなので、その人のベストセッティングが出せさえすれば、かなりのイイ線はいけるものになっているんじゃないかと思うんだが。まあ、あとは出来てからのお楽しみだ。とりあえず人間のお尻にはもの凄く詳しくなりました。

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Comment(5)

こんな硬そうなのに座布団…
ふわっとするのかなぁ
すさまじいですね

サクバさんがおしり界の救世主になる日も近い!?
なんか未来の乗り物みたいかっこいいサドル!

はー おもしろい
「その2」の、お尻を包むような形の方が
素人目には楽そうに見える。
でもこっちのほうがいいんだ。
尻って不思議!
それから、前々から不思議だったのは真ん中の窪み
ここが埋まっていると邪魔なんですか?
ものづくりをいくらやっても疲れない感覚も、体験してみたい。

街中で自転車観察してみたら
フツーにありますね、真ん中も埋まったサドル。
メッシュ状の、金属っぽいサドルなんかもあるんですね
みんなハードなものに尻を預けているんだなあ。
この原型も、サドル内部の骨ってわけじゃなくて
もうそのまま乗るのかしら。

そのまま乗るよ。でもかなり快適、というより、フカフカサドルよりずっと快適、なはず。どんなに柔らかくても痛いものは痛いから。俺なんて映画館の豪華シートでさえ痛くてじっとしてられない。

このサドルは見た目は普通ぽいけど、お尻の支え方が根本的に違っていて、坐骨の一番尖った部分ををほとんど使わないで座るように出来てる。そこで点で支えると必ず痛くなるのよね。で、こいつは坐骨より後ろの割りと平らな骨盤の部分で主に荷重を受けるようになっていて、その角度が合うと絶妙な乗り心地になる。あと、前の穴の部分は自転車サドルのもう一つの課題である、性器部分の痛みを無くすためにみんな穴を開けているんだけど、このサドルは座面の位置を上げることで、普通のサドルよりも大事なところが圧迫されにくくなっている。それでも乗車姿勢や個人差や疲れなんかで圧迫されることもあるんで、真ん中だけよくたわむようにと穴を開けているというわけ。

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