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20120727: 覚悟

覚悟が無かったら何も出来ない。この単純な事実が、時によっては受け入れるのが難しかったりする。頭は、「こんな状況で覚悟を決めていいんだろうか?」とか「何も今覚悟を決めて無くても…」という、どうしようも無い疑問を発しまくるからだ。

もっと具体的に言えば、こんなに収入が少ないのに、とか、こんなに毎日被爆し続けているのに、とか、こんなに何も知らないのに、とか、こんなに何も出来たことがないのに、とか、こんなにみんながバカなのに、とか、こんなに何をやっても甲斐がないのに、とか、とにかくそこには、あらゆる理由が付与され得る、とってもぬるい温床だったりしてしまうのだ。

しかしその決断の決め手は自分ではないのだ。自分が生きてきたプロセスの必然でしかないのだ。良いも悪いも無いのだ。そして、その必要とされる覚悟が何のための覚悟かといえば、自分が今出来ることを実現する為の、とってもプライベートで、とっても密やかな、単純な覚悟でしかないのだ。

それを覚悟することは誰にとっても難しいことではない。なのにその覚悟を人は遠ざけてしまう。難しいことではないのに。たぶんその理由は、人がプロセスに関わることを忌み嫌うようになったからなのだろう。プロセスに関わることこそが生きることなのに。

プロセスというのは昆虫の完全変態のようなものだ。そこには奇跡がある。凝縮された時間と変身の秘密に満ちている。それを体験することが、どれほど心を躍らせることかは誰もが知っている。そのリスクを受け入れずに、他にどんなリスクを受け入れる価値があるのだろう。

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