vehicle

chn11_rpt1833_02_20.jpgせっかくブログ化したので、たまにはブログっぽいことでもやってみようかなと。
BMW GINA Light Visionary Model。BMWから発表されたコンセプトカー。詳細はBMW-webで。動画が見られます。

しかし久々にカーデザインでグッと来た。いや、カーデザインでという言い方は正しくないな。デザイン自体はよくある「カッコイイコンセプトカー」だし。何とこの車、伸縮性のある布張りなのです。しかもその伸縮性を生かしてあらゆるところが可変構造になっている。未来っぽいなぁ。


でも良く考えてみると、外装に布を使うという発想は昔からあるんですよね。自動車に限らず(Velorexとかね)、飛行機でも船でも。建築だってドーム球場を持ち出すまでも無く、皮膜構造の建築は沢山作られているし、そもそもテントなんてものは、建築の原点の一つでさえある。ただ、ここまで有機的な印象を与える使い方をされたことは無かったでしょうね。ドアが開くと出来る皺さえもが爬虫類の皮膚のようでリアルに見えてくる。

こういうのを見てると、どうにもムズムズしてきちゃいます。皮膜可変構造の超軽量建築とかを考えたくなってくる。建築だって乗り物と同じで軽いほうがいいに決まっているんです。基礎だって簡略化できるし、地面への依存が少なければ地震にも強いし、風には空力で対処できるだろうし、改造も組み立ても移動も簡単。アウトドア用のテントじゃ大して耐久性が期待できないけど、50年ぐらいは余裕で使えるような、それでいて折畳み可能で引っ越す時には家ごと引っ越せるような軽量建築がずっと欲しいと思っている。車はあんまり所有したくないけど、そんな家なら所有してもいい。

plamo00.jpg一年以上にわたって関わってきたプロジェクト[web plamo]が公開されました!

plamo01.jpgplamo02.jpg穏やかな海と空の中を飛ぶarancio号の勇姿!

これはウェブ上でプラモデルを組み立てようというサイトで、ポータルからは恐竜、お肉、飛行艇の三つのコンテンツを選ぶことが出来ます。サクバが関わったのはこの内の飛行艇版です。飛行艇版は様々なカスタムパーツやカラーリングで好みの飛行艇を作ることが出来るのですが、これらの機体デザインを全て担当させていただきました。


plamo03.jpgplamo04jpg.jpg詳細な内容は本家のサイトを見てもらうとして、第二次世界大戦前のイタリアを世界観のベースに置き(ここでピンと来た方もいるかと思いますが、水面下では有名なあのアニメーション映画とリンクしてたりするんですよ)ウェブ上での機体の組み立てから、ジオラマアプリケーションでの凝りまくりのディスプレイ、組み立てた機体は飛行大会(これは今後実装予定。レースでは現実のアドリア海の天候が反映されるとかされないとか)に参加できるという、なんともリッチなコンテンツになっています。サイト、ジオラマアプリケーション、共に要求スペックかなり高めですが、遊び甲斐のあるものになってるかと思います。


plamo05.jpgところでこの飛行艇デザインですが、実はこのプロジェクトのオファーを受けるまでは飛行機のデザインなど一度も考えたことが無かったのです。出された要求は1930年頃のイタリア製の木製モノコックの飛行艇で、流麗なラインを持ち、かつ現実には存在しなかったにもかかわらず、説得力のあるリアリティを持ち、その上かわいらしくキャラクターの立ったデザイン、というようなものでした。素晴らしすぎる要求ですよ。

でも自称「乗り物なんでもマニア」ですからね。好きになれさえすればどんなものでも作れる自信はあったわけです。それに乗り物なんてものは乳母車だろうがスペースシャトルだろうが、みんなある共通の法則の上で出来ているものです。そしてその法則は興味を持って探検すればすぐに見つけることが出来ます。

でも大変なのはここから。架空生物を考えるのも一緒ですが、一通りの理解が出来たところで新しいものが出来るわけではないんですね。かなり興奮して新しいアイデアに出会ったつもりが、実はそんなのとっくに誰かが考えていたなんてことが日常茶飯事なわけです。しかしこれは正しい一歩です。自力で昔の誰かと同じアイデアに辿り着いたわけですから。ここから先は情熱を糧にして数をこなすのみ。出来上がったデザインは割とニュートラルなものですが、自分としてはなかなか可愛いやつになったと思っています。


plamo06.jpgこれは開発初期の頃のラフデザイン。ちょっとモダンテイストが強すぎますね。こういうこともやってる最中にはなかなか見えなくなったりするもんです。

オマケで参考にした優良サイトをいくつか

飛行艇リンク集

81961808_63.jpgMAXAMというヤマハから発売されているビッグスクーターのカスタムパーツのデザインをやりました。製作はガルクラフト。販売はi-knewというショップです。2/1発売のTranScooterという雑誌に第一弾の広告が打たれる予定です。まだ見てないけどどんな風になっているんだろう。2/6にはカスタムスクーターという雑誌に広告が出ます。販売時期はもうちょっと先になるみたいですが興味のある人は要チェックということで。

今までにも何台かバイクのデザインはやっていますが、今回のデザインはあとから載せかえるだけのパーツだということもあって割とおとなしめです。オリジナルと比べるとだいぶ印象は変わってますけどね。81961808_135.jpg装着されているハンドルはガルクラフト代表のデザインです。アルミ削りだしの可変ハンドル。これも販売予定です。81961808_155.jpg

roller-design.jpgsideview.jpgkybele_side.jpgkybele_side2.jpgkybele_side3.jpgkybele_f_r.jpgヨソ様のサイトですが、「お脳の粒」で連載されていた「HONDA FORZA 大改造計画」が完結しました。知らない人のために説明しておくと、これはサクバデザインのかなり無謀なバイクをGULL CRAFTが形にしていく過程を二年ぐらいに渡って記録したものです。

新しいモノを作ることの面白さと大変さがとても伝わってくる内容です。ちょっとでもバイクや機械ものに興味が持てれば楽しめること間違いなし。しかし実際の大変さはあの百倍ぐらいですけどね。なんというか一番大変なところは書かれていないところにあるんです。これは栗城氏(お脳の粒の管理人)の力量の問題ではなくて、そういうものなのです。地味?で、カタツムリの歩みのようにしか進まない作業の繰り返しがあって、それは見てる方にはなんのニュース性もないつまらない作業です。でもそれがないところには形になるなんてことはあり得ない。いっとっきますがこれは「苦労」の話をしてる訳じゃありません。地味な作業の中にも沸き上がる喜びは山ほどあります。でもそれを人に伝えるのはとても難しいんです。

サクバも現場作業をしてますので登場してます。全30回。お見逃し無く。
ああ?、早いとこバイクページをアップしなきゃ。

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