左端に見えるのは書籍販売コーナーです。けっこうな数が出ました。天国への自動階段20冊、不思議の国のアリス17冊、みんなきえちゃえ7冊、タロットカード15セット(タロットは残り10セットぐらいになってしまいました)。昔購入した本を持ってきてくれた人にサインをしたときは嬉しかったです。大事にしてくれているんだなぁと。

それと今回の展示で、デジタルプリントの可能性については、その限界も含めてだいぶはっきりさせることが出来ました。実際の作品を見てくれた人からもいい反応を得ることが出来たし。これは収穫。もう一方で企画当初から気になっていた作品の見せ方については、努力はしたけど課題も残った。恒常的に経営される店舗と違ってその場限りの展示では限界もあるけど、もっと空間のコンセプトを徹底的に展開しないと面白みが出ない。そしてこれには(要求にもよるけど)かなりの労力とコストが必要とされる。それでも通常の展示であれインスタレーションやアトラクションとしての視点がもっともっと意識されてもいいはずです。本来は演劇における舞台装置のように役割分担されるような部分なのかもしれないけど、現状では自分でやるしかない、ということがはっきりしたことが良かったです。