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本日の落書き。上のは日付が古いけど、最近は同じページでもなんとなく全体が埋まるまでずっと描いてるのがお気に入りです。下のはゲームぽいパースで。

建物は描くのが面倒になりがちです。特にスカスカの木造建築は。ちゃんと描けば嬉しいんだけど、つい端折りたくなってしまう。模型のが楽だとさえ思ってしまう(実際の時間を考えればとんでもないのに)。平面図とかならそんなこと思わないんですけどね。

それはおそらく製作の手間に対して、実現する喜びの分量を天秤に掛けているからなんじゃないかと思う。そこまで描くなら立体を作りたい、立体で見たい、そんな風にモチーフに向き合っているんだ、きっと。3Dだった気持ちのバランスが取れそうな気もするんだが。

080816-1.jpg080816-2.jpgNarrow Gauge Chaosという狭軌軌道の鉄道模型を作っている人のサイトで、資料用として公開されているpdfファイルが素晴らしい。アメリカのC. W. Hunt という工業設備会社の1905年のカタログのようです。船舶への鉱石積み込み設備や、それに使う車両などが図説されています。他にもAir Locomotiveのカタログなどがありますね。

こういう鉱山軌道などの施設を見ていると、ローリングボールジェットコースターループゴールドバーグマシン(ピタゴラスイッチのカラクリみたいなもん)などと同じような魅力を感じる。複雑さや延長された過程や遠隔操作が、隠されたブラックボックスの中ではなく、剥き出しで存在していることの魅力。

hemolch-1.jpgシェイ式機関車という歯車で駆動する蒸気機関車がある。見た目はリンク先を見てもらうとして、普通はロッドを介して駆動する車輪を歯車で非常に遅く回転させることによって、急な坂道を登れるようにしたり、車輪が動きやすい構造なので、急カーブが曲がれたり、保守の悪い線路でも走れるという、いわば工事現場とか山の中専用みたいな機関車だ。森林伐採のための鉄道とか農場とかでよく使われた。日本にも何台か入ってきている。もう無いけど。車で言えば四輪駆動のジープみたいなものだ。でも機関車の常識から言うとジープの自動車における特異さよりもはるかにエキセントリックで独創的な構造であると思う。

どうもこういう特殊な構造に惹かれてしまう。バイクでもヴィンセントという会社があるんだけど、ここなんかも日本のメーカーが1980年ごろになって試し始めたような構造を、それより40年ぐらい前にやっていたりとかする。

前にソロが好きだって話を書いたけど、それもこういうものに惹かれる理由と同じなんじゃないかって気がする。パイオニアだったりプライベーターだったり異端だったり発明者だったりするような人が作ったものには、沢山の人が長い時間をかけて洗練させていったものには感じられない魅力がある。それは単に変わったものが好きとかそういうことではなく、そこでしか感じられないような生命力みたいなものだ。「誰か」を強力に感じるのだ。「誰か」はだれでもいい。でも「誰か」、もしくは「他者の存在」みたいなものは、それが正であれ負であれ、人に影響を与えることが出来るパワーを持っている。作品に価値なんてものがあるとするれば、これこそがその本質なんじゃないかとずっと思っているのだ。

041121.jpg" ゆりかもめ"に初めて乗った。楽しいな、あれ。遊園地っぽい。橋の手前がループになっていたり自動車と一緒にレインボーブリッジ渡ったり、周りに建っている建物もうそ臭いデザインの建物がいっぱいで万国博覧会みたいだ。一番後ろの窓にへばりついてキャッキャッしてました。

で、何しに行ったかというとコミティアというイベントを見に行ったのです。会場の中は人ごみでむんむんしてました。そしてブースの数にびっくり。1500ぐらいある。日本全国から集まってきた漫画を描く人やグッズを作る人達です。こんなにいるのかって感じでしたが、これと似たイベントでコミケというのはこれの何倍も凄いらしい。さらに地方でもこの手のイベントがたくさんあるらしい。いったいどれだけの人がこの手のイベントに参加していて、どれだけの作品が作られていて、どれだけの本が売られているんだろうと想像すると気が遠くなりそうです。

中身はピンからキリまでいろいろだけどなんつうか凄いパワーだわ。終了時間になってみんな拍手をしていたのが印象的だったな。そういうものなのか、って感じで。自分たちが作り上げているんだっていう連帯感みたいなのがあるんだろうなぁ。

040827-1.jpg能登半島とか。仕事がたまっているので詳しい自慢話はまた今度。写真は”のと鉄道”の車窓から見た日本海。寂しくて誰もいないんだけど、食い物が美味くて海がきれいで楽しかったです。
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040425.jpg久々の電車ラクガキ。
これは夜の電車の窓から見えた何も書いていない看板です。ちょっと自分好みに変えちゃってますが。

走っている電車の窓から見える一瞬で通り過ぎちゃうような景色がやけに記憶に残ることがあります。それは蛍光灯のついた待合室だったり、激ローカルな電飾看板だったり、踏切で待っている子供だったりいろいろです。ほんとに一瞬で通り過ぎてしまうのに、何かが引っかかる。

子供のときに、車でも電車でも窓から景色を眺めているのがほんとに好きで、いつでも何一つ見逃すまいとして窓に張り付いていました。あるときはクワガタのいそうな雑木林を探していたり、ある時は宝物が眠っていそうな掘っ建て小屋を探していたりといろいろなんですが、それでもそんな思惑とは関係なしに、ふっと心の中に滑り込んでくる景色があるのです。それは、なんか、ある種のパスポートみたいな物なのかもしれないと、今思いました。

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テレビを見ないし、新聞は止めてるし、ラジオも聞かないし、ニュースの話をすることもない。身の回りでは何かが起きているようには思えないから、明日も何事も起きないような気がする。今日は雨で、明日は晴れかもしれない。

040316.jpgこの手のよくある構図に結構弱い。すぐに反応してしまう。といってもピンとこないかもしれませんね。狭い通りとか水路とかがあって、進行方向に真っ直ぐに向いていて、横からいろんなモノが飛び出したり横切ったりしているような構図です。ステレオタイプな構図はステレオタイプになるだけあって、それなりに表現力みたいなモノを持っていたりするものです。背中を見せて横たわる裸婦とか、机に肘をつく学者とか、上から木の葉っぱがかぶさっている湖とか、そういうイメージには飽き飽きもするんだけど、飽き飽きするぐらい量産されるだけの力もある。結局そのような構図を使っていても「見飽きたよ」と思わせなければいいだけの話で、それが上手くいったりすると、逆にとんでもない力を持ったりもしちゃうわけです。映画のマトリックスなんていい例です。みんながよく知っているステレオタイプの寄せ集めなのに、ビジュアルインパクトとしてはとんでもない影響力を生み出した。なんだかんだいって、ステレオタイプであるかどうかなんてどうでもいいことなんです。魅力はどれだけ入れ込んだかによって決まる。その力だけが作品の価値になる。そういうものだと思っています。

040311.jpg040311_2.jpg今日の絵はちょっと時間があったので電車の中以外でも描いています。やっぱり往復50分ちょっとじゃ限界ある。片道一時間ぐらいあったらかなり充実しそう。今はあっというまに着いちゃうし。

で、建物です。
上のはそれっぽいけど適当もいいところです。雰囲気だけ。そしてきのうの小さい部屋を描いてから思ったのだけど部屋=乗り物というのはありかもしれない。ゲーム的な視点で考えると、部屋の中(乗り物の運転室)が主観画面になって、移動は俯瞰したような三人称画面になる。ガラージュも似たようなものだったけど、部屋そのものが移動してしまうところが違う。そしていわゆる建物は、給油所とか修理工場とか市場とかホッパーとかの住むためのものじゃない建物だけにしてしまう。てなことを思いついて20分ぐらいで描いたのが下の絵。見た目的にはもう少し部屋的な要素を表に出した方がよさそう。試しに何枚か描いてイメージを膨らませてみよう。ボツるかもしれないけど。
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ガラージュは今日ライティングソフトが届きます。
果たして上手く行くでしょうか.........

040309.jpg乗り物の形は適当ですが、仕留めた獲物を運んでいるところです。乗り物はいろんな形があったほうがいいような気がしてきた。極端な話キャラクターの数だけあるとか。基本的には自家用車として考えています。上り線と下り線があって追い越しは無し。漁師が舟を持つみたいに機関車を持っていて鉱石を掘ったり動物を捕まえたり患者を運んだりしている。

ガラージュをやっていたときに、登場するキャラクターが30人以上いるのですが、最初は全員違う形にしようとは持っていなかった。ザコは同じ形でもいいかと思っていたのです。でも実際作り始めたらそうは行かなくなってしまいました。当たり前といえば当たり前なんですが、まあ甘かったわけです。俯瞰したような視点で画面上で2cmぐらいで表示されているんだったらそれもアリなんでしょうけど、それぞれがアップになるんだと逃げようがない。

密室ミステリみたいな話ならともかく、コミュニティがあったり冒険をしたりするような話だと登場人物はそれなりに多い方が楽しめる。でもキャラクターなんてそんなに量産できるものじゃないです。100人も考えたら相当ウンザリするんじゃないかなぁ。ウンザリしていちゃいいものなんて出来ないから楽しんで出来るようじゃないといけない。そうなると自ずと作れる世界の限界も見えてくるってものです。小説と違って見た目も作らないといけないわけだし。

040308.jpgそろそろ作ろうとしている世界のスケール感みたいなものがつかめてきた、かもしれない。設定をダラダラと書き連ねて見ようかと思ったのだけど、今の段階でいろいろ言葉にしちゃうと、よく無さそうなので止めておきます。絵にはそれほど抵抗がないんですが。言葉って「約束」みたいなところがあるから変な風に縛られちゃう。

それと今考えているのは外側の世界です。これに宗教みたいな医学みたいなものが加わっていくと思う。性的だったり、狂信的だったり、病的だったりするような。ただのユートピア的な世界はどうでもいいんです。現実に移し替えるならそれも楽しいけど、あくまでもフィクションなので技術と生態系だけでは終わらせたくない。病んでいる部分とかは根本的に内在されているものだと思っているから、その部分をデフォルメして目に見えるようなものにしてしまいたい。

きのうルクセンブルクの鉱山軌道などを紹介しているサイトで電気機関車の画像などを漁っていたのですが坑道の入口のトンネルの上にマリア様の像が飾ってあったりするんです。実際人がたくさん死んだりもしているわけだから、どうか無事で帰ってこれますようにって気持ちにもなるわけで、それがとても魅力的に見える。お守りとか讃えるための飾りとかを持ったり作ったりするのは、言ってみれば精神的な技術体系であるわけで、こっちの技術もおろそかにはできないのです。

確か大戦中の軍用軌道でジャイロ効果を使ったモノレールがあったと思って調べていたら、見つけてしまいました。思いっきりツボなサイト。

[The Museum of RetroTechnology]
お目当てだったモノレールはこれです。あとはこんなのも。そのほかにもモノホイールとか、未来世紀ブラジルにも出てきた空気管で手紙を送るシステムとか、さらには蒸気タービン機関車や蒸気で電気を起こしてそれで駆動する機関車とか、とにかく変な技術がいっぱい。よく言われることらしいけど、基本的な技術は1920年ぐらいまでに全て出尽くしてしまっているらしい。あとはいかに実用化したり、洗練させたりするかだけなんだそうだ。でもこういう初期の実験的な機械を見ているとほんとに楽しい。架線から集電した電気で蒸気を作って駆動する機関車なんて微笑ましいぐらいだ。

燃料電池のことも調べてみた。
[燃料電池技術開発]
ここは燃料電池のことだけじゃなくて、エネルギー効率のことなんかもわかりやすく書かれている。この技術も発明は1839年だって。でも燃料電池はプロジェクトの設定に使うのは微妙な感じがした。温度や素材に対する要求が厳しすぎる。あとロータリーエンジンも調べてみたけど、これも高度すぎて(仕組みは単純なんだけど)かなりきつい。好きだけど。蒸気ロータリーの方が面白いかもしれない。

とにかく基本は工事用軌道だったりする。出来る限り狭い狭軌鉄道、もしくは地上60cmぐらいのところを走るモノレール。軍事軌道でなぜ狭軌鉄道やモノレールが採用されたかと言えば、敷設と保守が簡易であるからに尽きる。別の見方をすれば、個人や小さなコミュニティでも構築できるようなシステムだということだ。それは訳の分からない巨大な社会システムの力を借りることなく実現可能だということを意味する。そしてそういう世界で展開されるお話には、みっちりとあらゆる階層で張り巡らされた情報や流通の網の目によって成立する現代社会では表現しにくいような、単純化されたがゆえに深さを持ち得るような可能性があると思うのだ。それはたぶん、いわゆる小説というものが、犯罪や倒錯や病やドラッグを扱うのと同じことなんだろうと思う。重要なのはいかにして個人を剥き出しにて経験に向かわせるかだ。

040304.jpg左の方が機関庫です。ちょっと機関車が建物の中に入っているところを描こうと思ったら、そのままズルズルと右のページまで広がっていってしまった。普通すぎて今考えている感じとはずれてますが、こういう感じは基本的に好きです。自分が育った場所がバラック(掘っ建て小屋みたいなもの)のような工場がいっぱいだったこともあって、チープでインダストリアルでユニークなものにどうしても惹かれてしまう。北海道の開拓時代の建物とかも(洋風で立派なのじゃなくて開拓民の小屋とか工場とか)ぐっとくる。ローテックなのに合理的とか、修理に修理を重ねて原形をとどめていないような機械とか、機械を使っているんだか機械に使われているんだかわからないぐらい身体に機械との関係が刻み込まれてしまっているおじさんとか、そういうイメージには逆らえない魅力を感じる。

おそらく問題にしているものは管理の在り方なんだと思う。自給的だったりインディペンデントだったりしないとこういうイメージにはリアリティがない。管理が出来る限り個人に近いところで完結していないとダメだ。だからSFとかで引用されるような高度管理社会のイメージには、たとえホラーとしてでもあまり魅力を感じない。高度な技術も複雑な見た目の装置も、実は「誰か」が作ったものだ。「誰か」がよく見えるようなのがいい。

040303.jpgほんとにだいぶ怪しくなってきた。でもまだ動きそう。燃料はメタンガスとかオイルだな。生物から作れるものがいい。模型の蒸気機関だって大人10ぐらい引けるのはたくさんあるから、この程度のボイラーでも1トンぐらいはいけるんじゃないかな。詳しいことは調べてみないと分からないけど。

そういえばジェットエンジンはどんな構造で動いているんだろうと思っていろいろいろ調べていたら変な記事を見つけた。ソーラーセイルとかブラックホールを利用した宇宙旅行とか、かなりお馬鹿さんで楽しい。ソーラーセイルはともかく、ブラックホールは生きて帰れないだろうって感じ。怖ろしいほどの圧力に耐えられる隔壁が出来たとしたって細胞なんて分子レベルでバラバラにされそうだけど。でもういうことを考えている人って好き。

040302.jpg蒸気機関で燃料にガスとか液体燃料を使えば火室の配置や圧力のコントロールがかなり自由に出来るんじゃないかと思った。蒸気機関はいかに効率よく熱を高圧蒸気に変換させるかがまず第一だから火室が理想的な場所に配置できるのがまず重要なんじゃないかという素人考え。そして出来上がった蒸気の圧力低下のロスを少なくするには蒸気溜からシリンダーまでの距離が出来る限り短いほうがいいはず、たぶん(でも蒸気を送る管にフレキシブルな素材を使わないんだったら、ここでの損失は問題にならないほど小さいのかもしれない)。あとは使用済みの蒸気の排出効率と二次利用がどうなるか。ターボチャージャーみたいなブースターも可能なんだろうか。排出効率向上のためには既に使われているけど。圧力を回転に変化させるのにシリンダーを使わずにタービンを使って変速機をつけたりバックギアをつけることも考えられる。見た目重視だとロッドは魅力的だけど。

って、なんの話だか分からない人にはさっぱりですね。ごめんなさい。かなり適当なことを言っているんです。基礎知識も大して無しに。専門家が読んだら腹抱えて笑っちゃうような。でもそんなに大間違いはしていないと思うけど。いつもわりとこんなことを考えたいたりもします。ガラージュの時も似たようなものでした。とにかく既視感はあるにしても説得力のある変なものに登場してもらいたいのです。そういうのにとてもワクワクする。そういうのが自分で見てみたい。平気で何ヶ月も同じことについて考えていたりもするので見ている人には退屈かもしれないけど、それぐらいじゃないと変なものは出来てきません。だからみんな途中は見せなくなる。でもここはそれもアリなので退屈な人にはごめんなさいです。

そういえばさっき駅から歩いてくる途中で坂道に並ぶ住宅街から歌が聞こえてきました。最初レコードかと思ったんだけど、実際に歌っているようです。歌はなんて言うタイトルだろう「ハァレ ルゥー ヤ」っていうよく聞くやつ。空は曇っていたけど窓を開けて女の人が家の中に洗濯物を干しながら歌っていたのでした。思いっきり大声で気持ちよさそうに。とっても得した気分になりました。世界中の台所や物干し台で歌が歌われているんですよ。実は。台所や物干し台で歌が歌われている限りは世界は平和だっていうか大丈夫だっていうか、そんな気になりました。

040225.jpg彼は今日、ドンヨリ曇った空の下、軌道漁場に行き大きなタンヌを仕留めてきたところです。これから自慢の内燃瓦斯機関車で仕留めた獲物を曳いて解体市場に向かいます。これだけの大きさがあればモロコが8枚は取れるでしょう。ワタだって桶に五杯は取れます。今日の腑酒は美味しいに違いありません。

040221.jpg上の奴はほぼ原寸に近い感じで見えているんじゃないかな。小さいメモ帳なのでこのぐらいです。ちょうどこのウィンドウを少し縦に長くしたような感じ。コクヨのやつで緑のハードカバー、方眼紙タイプになっているSKECH BOOKという名前のもの。結構お気に入り。また補充しに行かなきゃ。

ラクガキするときは家では殆どシャープペンシル。Faber Castelの0.5mmの一番高い奴。お尻の消しゴムがメチャクチャ使いやすい。でも電車とかでさっさと描くにはもっと濃い方が気持ちいいのでボールペンとかです。こっちはぴったりするのを捜索中。まあ、なんでもいいんだけど、細めで濃すぎ無くて抑揚が出て描き味がいいのがいいかな。ちょっと前までのは拾ったボールペンで描いていました。

そういえばデジタルばっかりだったから画材とか漁ってないなぁ。別に未練があるとか、もう触らないとか、そういうのじゃないけど、あんまり疎いのもどうかって気がしてきた。

SANY0068.jpgなんかイイ感じ。絵じゃなくて、自分が。ガラージュも進んでいます。CD-R(ていうかDVD-R)もきのうネットで買いました。マニュアルとジャケットのデザインも基本路線は見えてきた。

この絵は次のプロジェクトのためのラフです。
キャラクターと人工物のスケール感が一番気になる。これ次第で話の広がりも制限を受けたりする。3等身ぐらいでいきたいのだけど、まだ悩み中。妙な生態系も作りたい。巨大な水の生き物と、小さな陸上の生き物。シナリオなんてものは書き出せば勝手に出来る。全ては設定次第。自分がリアルに感じられる世界に身を置くことができるかどうかに掛かっている。でもとにかく乗り物は必須なのです。入り組んだ街の中や荒れ地を移動する乗り物が頭から離れない。そして部屋の中で朽ちていく弱い人間と、誰もいない野原に立ちつくす誰か。

春はもうちょっと待ってくれないかなぁ。

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遅い正月を楽しもうと、神奈川の鎌倉散策。 通称「江ノ電」は日本で2番目に古い鉄道で、今年で101年目を迎えたんだっけかな。 電車が通りすぎた後に素早く点検をしていた。

カシューナッツはインド産だった。食いながらパッケージを見たら書いてあった。道理でカレーに入れるわけだ。インドといえばシボリアゲハだ。そしてダージリンヒマラヤ鉄道だ。なせか、俺的には。インドの高地にシボリアゲハが飛んでいるところを想像するとすんげえワクワクする。よくわからんがハイジになった気分だ。そんでそこにはイギリス人のわがままのために敷かれた鉄道があってボロボロの汽車にこれ以上ないぐらい適当そうなオッサンが運転手を勤めているのだ。ヒマラヤ山脈の中腹には最高級のダージリンティーを安い給料で摘んでいるカワイイ女の子とおばさんが退屈そうに歌を歌っていて、滅多に汽車の走らない線路では悪ガキがヤバイ軌道スケーターで日が暮れるまで遊んでいるのだ。

行ったこと無いけど、インドってそんな感じだ。普通の人がインドに憧れるようなイメージはまったくと言っていいほど持っていないな。どこでもいいから外国いってみたい。

わたしの父方の祖父は、ブラジルで石灰石の鉱山を経営していたのです。今はもう廃坑になっていて祖父もこの世にはおりませんが、五歳のときに一度だけ、祖父に会いにブラジルに行ったことがあります。あとにも先にも外国に行ったのはあの時一度きりです。もう大昔のことなので記憶も曖昧ですが、空が異様に青かったことは鮮明に覚えています。まるで漲った生き物のように青い空。恐いぐらい青い。たとえじゃなくて実際恐かったです。でもその後にすぐに大好きになりました。

鉱山には搬出用の鉄道があって、地面を這いつくばったような形の蒸気機関車が走っていました。乗車券なんてモノはなくて、子供は飛び乗り飛び降りOKなんです。いや、大人もやっていましたが。わたしはまだ小さかったので15キロぐらいのノロノロ運転の列車でも恐くてそんなことは出来ませんでした。でも羨ましくてしょうがなかったんです。あんまり羨ましくてワァワァ泣いていたら、現地の人がわたしを抱きかかえて何か知らない言葉を叫びながら走り出しました。何が起きたのかもわからずに最後尾の客車の手すりに手を伸ばし必死の形相で乗車。オープンデッキのところではニコニコした子がその手に角のいっぱいあるカブトムシを持っていました。終点の鉱山に着くと何故か祖父がお出迎え。きっと日本人の子供なんて珍しかったんでしょう、郊外、というかほとんどジャングルの中みたいなところでしたから、わたしのことはみんな知っていたのかもしれません。出来ることならもう一度、今度は自分の力であの列車に飛び乗りしてみたいものです。

express1.jpg遙か遠く、どこともしれぬ凍てつく大地を走る、それが「Wasteland Express」。黒く馬鹿げた機関車が冷たい大気を燃料として秘密の圧力機構と往復運動でその固まりを前進させる。その機関車の吐き出す息は両生類の欠伸のように甘く胎生鳥類の囁きのように暖かく、身が骨のように締め付けられる寒気に慣れた裸子植物達は黒い怪物の吐き出す息に怖れおののく。

express2.jpg列車の中は虚構接続からはみ出した者達の夢の世界。一歩足を踏み入れれば、26時前に投身自殺した社長が考案したといわれる足裏健康法にも最適な、程良い硬度のチリビーンズにも似た無脊椎動物のムリオスペル・リステラーゼが床一面に繁殖し、自らの分泌した体液で濃度濃いめの楽園を作り上げています。

express3.jpg申し遅れました、ワタクシ、ランディオット・喜一郎と申します。喜一郎でけっこうですよ。一つだけ注意しておきますがワタクシの喉が膨らんでいるときには話しかけないで下さい。何をするかわかりませんから。爆発したくなるかもしれませんし、目に見える毛を片っ端から一本一本抜きたくなるかもしれませんし、爪という爪に小さな穴を開けずには居られなくなるかもしれませんから。でもご安心下さい。耳の穴から前頭葉を啜ってみたくなるのはたまにしかありません。

express4.jpgああ、また「困ったもの」が生えてますね。でも大丈夫、あと一時間もすれば蠅男達の晩餐会が始まります。奴らはほんとに趣味が悪いので「困ったもの」が大好物なんですよ。「困ったもの」の正式名称はマイッチングマチコチャンというらしいですが由来は謎に包まれています。異説によりますとキョーテーハニーだとも言われていますが、菌類の一種であることは確かです。ムリオスペル・リステラーゼの繁殖状況が臨海点を超えると爆発的に生成されるのです。両脇に立っている二人の男はマイッチングマチコチャンの研究家として有名な「無名の兄弟」です。皆からはクロオチャン一号二号と呼ばれています。

express5.jpgしまった!
また「パンツを履き忘れた夢を見た女の子」が乗車している!これが一番始末が悪いんです。何を言っても上の空だし、何か喋ったかと思うと「ここは私のお城よ、お黙りなさい」としか言わないんです。ワタクシはこれも菌類の一種かと思って居るんですが、ひょっとすると新しい乗客なのかもしれません。何しろ乗客認定を行う車掌はムリオスペル・リステラーゼの中から突然変異が生まれるのを待つしかないのですが、やっとの事で生まれても60秒しか存在しないので、せいぜい2種類ぐらいの認定しか行うことは出来ないのです。

express6.jpgさあ、ここがあなたの席です。
ではごゆっくり「Wasteland Express」の旅をお楽しみ下さい。

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