ru:Tag=[Saddle]

110404.jpg
地震の前から作っていたアルミのサドル。手で叩き出して作ったものだが、難しくて4個目にしてやっと形になった。地震の翌日も叩いていたしその翌日も叩いていた。乗り心地は100点満点とはとてもいえないが、それは素材のせいではなく、技術の未熟によるものだ。それでも今のところ200kmぐらい走ってみてどこかが痛くなるなどということにはなっていないので、何とか使えるものにはなっているようだ。

地震の後から、自転車に対する要求が随分と変わった。まず荷物が積めない自転車はダメだと思うようになった。今でも小さなバッグぐらいはつけて走っているけど、10kgぐらいの荷物は積めるようにしておきたいと思うようになった。自転車だけじゃない。たとえば家も、小さくて軽くて、自分で楽にメンテナンスができる家を作りたいと思った。電気は自分で発電したい。出来れば食べ物も自分で作りたい。今までにもそういうことはずっと思ってきたし、そのための場所探しをしていた時期だってあった。だけどずっとそれをしないで生きてきた。昨日の日記、読み返してみるとちょっと誤解を生みそうに読めるなぁと思った。別に避難しろとか、今までの生活を捨てろとか、そういうことが言いたいわけじゃない。もっと静かに出来るリセットが幾らでもあるはずなのだ。

100402-01.jpg100402-02.jpg

Click to Enlarge

随分長いこと掛かっていますが、製作中のサドルがやっと使い物になりそうなところまで漕ぎ付けたようです。といっても俺はなんもしていなくて、頑張っていたのはGull Craft代表だけなんですけどね。

試作品からの主な変更点は、真空成型製法の改善、レールとシェルの一体整形化、裏面の支持方法の変更などです。

写真に写っているのは、白いのがケブラーとカーボンのハイブリッドバージョン。赤いのはカーボンレールを採用したキャンディ塗装バージョン。ヌードカーボンのヤツはチタンレールバージョンです。でもケブラーのヤツは扱いが難しいので販売は無しです。素材の特性としてはサドルに物凄く向いた素材なだけに惜しいところですが仕方ありません。実際に販売できるのはカーボンレールとチタンレールのバリエーションに、オプションでカラーリングと言う感じでしょうか。重さはカーボンレールバージョンが75g前後(+-10g程度)、チタンレールバージョンが115g前後というところ。仕上げによっては60gぐらいのものもいけそうなので、軽量モデルを加えるかもしれません。

そして気になるお値段ですが、えっと、物凄く高いです。まだはっきりとはしていませんが、今のところ5万から7万ぐらいの感じで考えています。しかし完全ハンドメイドなんで、作る側からするとこんなもんなんですよ。それにこのサドルの、他の軽量サドルでは得られないソフトな乗り心地にはその価値があると思っています。普段使いでもツーリングでもオールラウンドに対応できるサドルに仕上がっているつもりです。試乗してもらった人達からも、非常に良好な反応が得られているので、それなりの汎用性も確保されていると思っています。最終的な価格は専用サイトでの販売を考えているので、それが出来るまで待ってください。支払いはPayPalで海外通販も対応予定です。

100402-03.jpg100402-04.jpg100402-05.jpg100402-06.jpg100402-07.jpg100402-08.jpg

090528-1.jpg090528-2.jpg090528-3.jpg090528-4.jpgGull Craftによる製作中のサドルの試作品が出来上がってきた。真空成型によるフルカーボン製です。通常のカーボン製品だと、プリプレグと言って、最初から樹脂が浸みているカーボンを使って高温の釜で焼いて硬化させるのが一般的な製法なんだけど(こうすることで樹脂の含有量を最小にしてカーボンの特性を引き出すことが出来る)、これは樹脂の浸みていないカーボンを使って、真空ポンプで樹脂を引くやり方で作られています。大きな船の部品などを作るために編み出された最近の製法なんだそうだ。まだ技術が確立されていない部分も多く、当然情報も少ないので、このサドルの作り方も企業秘密(笑)ということで。しかし毎度のことながら、自分の考えた形が使えるものになって出来上がってくるというのは格別な嬉しさがあるな。090528-5.jpg重さは何と68g。世界で5本の指ぐらいに入る軽さだね。ちなみに現在売られている最も軽いサドルが54g(倒産してしまったメーカーのものだと43gなんてのもある)なんだけど、軽量バージョンを作れば同じぐらいの重さにすることも出来るかもしれないとGull代表は言ってた。自転車の世界は過剰すぎるくらいにとにかく軽いことに意味をおく世界なので、最軽量を目指してみるのもいいかもしれない。もちろんこのサドルにおいては乗り心地こそが重要で、軽さは二の次の価値に過ぎないんだけど。090528-6.jpg090528-7.jpgてことで早速50kmぐらい試乗してきた。まだ裏側の構造などが検討段階なので製品版になるにはまだあと何ヶ月か時間が掛かる模様。

090312-1.jpg090312-2.jpg090312-3.jpg090312-4.jpg090312-5.jpg

Click to Enlarge

やっとサドルの原型が完成した。削り始めてから一ヵ月半ぐらい。考え始めてからだと二年半ぐらい。その間に自分で改造したサドルは五個。座ってみた既製品はたぶん30個ぐらい。アホか。

これからこの原型はガルクラフトの手によってさらに面出しをされてから型取りされ製品になる。これはこれでとんでもなく大変な作業だ。製品としての面の完成度、構造を出来る限りシンプルに成立させるための製法、新しい工法への習熟とトライアンドエラー、形にしてみてから判ることとその修正。それでも一ヵ月後ぐらいにはプロトタイプに跨れるだろうか。物凄い楽しみ。ちなみに今までの経過はこちらで見られます。

しかしこのところテンションあがりすぎて異常な状態に陥っていた。睡眠時間5時間ペースになっちゃうし、眼が覚めるとサドルのことしか考えてないし、起きると16時間ぐらいずっと削ってるし、少し形になると10kmぐらい走ってくるし、いくらやっても疲れないし、ドーパミン出まくり状態。こんなのはHideout展以来かもしれない。おかげさまで髭も髪の毛も伸び放題。日記の更新なんて出来ません。メールの返信もウェブのチェックもしてません。唯一細々と更新していたのはTumblrぐらいのもんだw

で、肝心のサドルはというと、何回座面を削り直したかわからないぐらい削り直しをし、100回ぐらいシートポストに付けたり外したりし、2-300kmぐらい試乗し、考えられるあらゆる形を試し、天国と地獄を何回も行き来した結果、とりあえず自分だけは有り得ない乗り心地を体験することが出来た。ガチガチなのにまるで座布団に座っているみたい。誰も信じてくれなさそうだけど。あとはこの乗り心地がどれだけ多くの人に感じてもらえるかだ。前回の形に比べると、お尻の支え方そのものが違うので、汎用性は相当上がっているはずなんだが、こればかりは座ってみてもらわないことには判らないので凄い不安。確かにセッティングはシビアだし、自分でも取り付け角度がたった1度ぐらい変化しただけで、その乗り心地は再現されなかったりもするんだけど、それはどんなサドルでも同じことなので、その人のベストセッティングが出せさえすれば、かなりのイイ線はいけるものになっているんじゃないかと思うんだが。まあ、あとは出来てからのお楽しみだ。とりあえず人間のお尻にはもの凄く詳しくなりました。

090215-01.jpgきのう、友人二人に製作中のサドルのテストライドをしてもらった。最初は渋い顔をされるものの、その場でペーパーで削って変更を入れ、要求を取り入れていくと、すぐに何とか乗れる状態になり、何度かそれを繰り返すことで、そこそこの乗り心地まで持っていけたようだ。どの変更もサドルの基本的な面構造を変えることなく、自分ではシビアじゃなかった部分に対する許容度を広げるような変更で済んだので、このままより多くの人に座らせていけば、かなり汎用性と快適性を両立できる方向に持っていけるんじゃないかと思っている。その後原型は友人に託し、大阪まで旅をさせることに。090215-02.jpg昨日の成果を忘れないように、断面図を加えてメモ。基本的な構造はそのままに、もう一回ぐらい座面を削りなおす必要がありそうだ。

090212-01.jpg自転車のサドルのことしか頭になくて、更新が滞りまくってしまいました。これは4回目の削りが形になってきたところ。かなり骨盤が要求する面の構造が理解できてきて、シンプルでなおかつ荷重が理想的に分散されるラインがわかってきた。嬉しくてひとりでニヤニヤしています。当たり前だけど面白いのは、全くといっていいほど意匠を与えていないのに、ちゃんと美しい形になっていく点。何が当たり前かって、意匠を施してないから美しいんです。でも改めて、そういうものなんだなぁ、と感心してしまう。もちろん自分のケツに限って言えば乗り心地も夢見心地になりつつあります。090212-02.jpg夢中で骨盤の要求を理解しようとしている図。
090212-03.jpg歴代サドル

090206.jpgこの三日間、ずっと自転車のサドルを削っていました。オリジナルサドルです。既に削りは三回目。描いたデザインは数知れず。

一応カーボンかケブラーで商品化予定です。モデリングとデザインは俺。製作販売はガルクラフト。普通の人からすると信じ難いお値段になる予定。ママチャリ何台買えるのよ、みたいな。果たして無事販売に漕ぎ付けることが出来るのか。乞うご期待(ってここを見てる人はほとんど興味なさげだがw)。

製作過程や細かいうんちくは、あとでa bicycle tripにでもアップするかもだけど、とにかく乗り心地優先の軽量サドルです。今売られているどんなサドルよりも乗り心地のいいサドルにしたい。さすがに全ての人にとってというわけには行かないだろうけど、過半数ぐらいの人が超快適になれる位のものは作れそうな気がしているんだが、どうなることやら。

Powered by Movable Type

Profile

Archive

Comments