二日ほど前に一つ抱えていた仕事が一段落したので、今はガラージュまっしぐらです(とは言ってもまだやらなきゃいけない仕事はあるんですが...)。
今月いっぱいはパッケージデザインと制作と発送に追われる予定。CD-ROMは5/17に到着予定なんだけど、これもちょっと心配。他人の金で量産品を作ったことはあっても、自分の金でやるのは初めてだったりして。印刷物なんかはいつも通りの仕事なのに、それも凄く心配だったりする。
全部自分でやるとなると、いかに他人のお世話になってこれまでの仕事が成立していたかがよくわかる。それは上がりの問題だけじゃなくて、リスクとか責任とかの部分で背負うものがはっきりするからなんだろうと思う。もしもの事を考えて、別な会社に再入稿なんて事が起きても大丈夫なようにしておこうとか、本気でそこまで考えていたりしてます。
絵を書いたりするような人間って(俺なんかよりもっとしっかりしている人はいっぱいいるんだろうけど)、こういうことは、しなくていいならそのほうがいい、と思っている人って結構いるんじゃないかと思うのですが、結局コンテンポラリーアートにしたってイラストレーターにしたって、ビジネスであることにはなんの変わりもない。少なくとも絵で食っていこうと思っているんだったら、人任せにするにしろ、誰かに肩代わりしてもらうにしろ、起きている事実は動かしようがない。だったら、そこで起きていることはよぉく分かっているに越したことはないと思うんです。もちろん趣味でやっていたり、食うこととは完全に切り離してやることだって不可能ではないわけで、それはそれでなんの問題もないわけですが。
でも一つ思うのは、ビジネスの中に組み込まれているにもかかわらず、そこには含まれていないように振る舞うのだけは止めておきたい。カッコ悪いし。かといって、ビジネスが最終目標になってしまうのも止めておきたい。カッコ悪いし。なんだ、おまえはカッコよけりゃいいのか。まあ、そうかもしんない。